続かないぶろぐ

kiryuブログ -仙台在住鹿島ファン-

2000年天皇杯決勝後の騒動

鹿島は2017年3月19日に開催されたJ1第4節、アウェイ清水戦に勝利。
ACLと並行する厳しい日程の中、Jリーグを3勝1敗で中断を迎えた。

この試合で鈴木優磨と相手DF角田との間でいざこざがあり、その流れで17年前、2000年の天皇杯決勝後におきた出来事について触れる機会ができた。時間が経過して記憶が曖昧になっていくので、ブログにも残しておこうと思う。












































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チアゴ君からの質問

今日の夜、知人と電話をしている時にスマフォ音が鳴っていた。
電話を終えてチェックしてみると、FBメッセンジャーを使ってブラジル人のチアゴ君からメッセージが来ていたのだった。

チアゴ君はブラジル・サンパウロ在住のブラジル人ながら、日本のサッカーに強い興味を示してくれている
若いジャーナリストさん。
ツイッターでは何年も前から相互フォローでいろいろな情報を提供してもらっていたのだけど、こんな風にメッセージが届くのは珍しかったから驚いた。

内容を見てみると、いまブラジル向けに2016年のJリーグ紹介記事を書いていて、その中で各クラブのファンからのコメントを募集しているとのこと。今期の鹿島に対する展望、どんなことを期待しているのか、鹿島にファンによる鹿島に対する意見を聞きたいのだという趣旨の質問だった。

こういう質問を受けるのは珍しい事で嬉しかったんだけど、さてどんなコメントができるのだろうと少し考えてみたら、今年に入って頻繁に頭に浮かんでくる言葉を糸口にしてみることにした。

「鹿島の2016年について、僕が考えている事は『我々には証明しなければならないものがある』という事です。」
「我々はJリーグ、アジア、世界のライバルが失いつつある鹿島アントラーズのイメージを取り戻さなければなりません」
「もはや、曖昧に過ぎていくシーズンには飽き飽きしています。この6年間の屈辱を踏まえ、勝利への飢えを隠すことなく戦わなければならない。」
「僕は今年の鹿島が誰よりも厳しいシーズンを送り、すべての勝利を得ることを期待しています。僕たちは勝利に飢えている。」

不思議なもので、糸口が見つかればどんどんと言葉が出てきてしまって、放っておいたら何十倍もコメントしてしまいそうだったのでこのあたりでストップ。
でも、こうやって見てみると自分にとってとてもよい気持ちの整理になったと思う。

正直、今シーズンはこれまでよりも自分がスタジアムに行く回数を減らさなければならないはず。
でも俺は鹿島の勝利に飢えている。



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ANTLERS REPORT 『監督交代 ~ それぞれの視点』(③選手達の視点)


成績不振の原因は監督だけでなく当然選手にもある。
だからこそシーズン途中での監督交代を選手一人ひとりがどう受け止め、何を考えるかが大きなポイントとなっている。
セカンドステージに全てを賭けなければいけない状況のなかで、なぜ不甲斐ない戦いが続いていたのか。


<曽ヶ端準>

Q.なぜ不甲斐ない戦いが続いたのか?
自分が出ている時、自分のミスも含めて直接失点に繋がるようなミスが多かったと思う。
なかなかチームとしてミスによってリズムが作れないという事があった。
ビハインドの時など、監督が言っている事は大切だが、それを守りつつも状況に合わせた判断、選手自身による判断というものがもっと出していくことができれば、うまく失点を防いだり、得点を奪えたりという場面があった。それはハーフタイムや試合後に話したりはしていが。。。
自分自身ベンチで不甲斐ない思いを持っていたが、この状況をなんとかしたいと考えていた。
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セレーゾ監督と同じく2013年に加入した中村充孝はチームの状況をどう見ていたのか。

<中村充孝>
Q.チーム状態をどうみていた?
試合をスタジアムで見ている人はよくわかると思うが、試合中はセレーゾがピッチの直ぐ側まで近寄って選手に対して指示を出していた。
その監督による声を意識しすぎてしまい、選手の考えを自由に出すことが難しくなっていたと思う。
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くしくも2人の口から出た「監督の指示」という同じ言葉。それ自体に問題はない。なぜそれにとらわれすぎてしまったのか。
それは選手一人ひとりの意識の問題だろう。そしてその意識を代えるために監督交代という判断がくだされたわけだが、それだけで全てが上手くいくわけではないと曽ヶ端は語る。


<曽ヶ端準>
Q.監督交代によって何が変わる?
毎年のようにシーズン途中、降格ラインにいるチームが監督を変え、それでも浮上のきっかけにならない例は数多くあり、そういった単純なものではない事は見ていてわかる。
結局は監督どうこうの問題だけではなく、そこまで結果を出せなかった選手達の責任が当然ある。
もちろん監督交代はきっかけにはなっていて、よい雰囲気作りやコミュニケーションなどやってくれることで良い雰囲気で練習ができたり、ゲームに入れる、結果が出るといった事になっているとは思う。

監督交代を聞いた選手達は全員で昼食を取りながら、どうしたら悪い流れを断ち切れるか一人ひとり意見をいい、石井監督に伝えたとメディアでは報じられたが、具体的に何が話し合われたのか。


<曽ヶ端準>

最後に一人ひとり意見を言うまではいつも通りという感じだった。
食べ終わって、一言ずつ言っていこうか、という話になったくらい。
ただやはり話して行くことによって、その選手がどう思っているのか、周りの選手がどう思っているのか伝わっていくものがあったと思う。
いつもやればいいというものでもないが、監督が変わるという状況が状況だったので、このタイミングでは大事だったかなと思う。

Q.曽ヶ端選手は何を伝えた?

自分も含めて結果を出せなかったから監督が変わることになったのであり、監督が変わっただけで状況が変わる訳ではないのだから、自分たちが変えるという意識で練習からしっかりやらならなければならない、と話しました。

<中村充孝>

Q・中村選手は何を伝えた?
監督が変わってしまった事実はもう変えられない。変わらなければならないのは自分たち。
石井監督は恐らくセレーゾ監督に比べるとうるさく指示を出すタイプではないはずだが、そこで温くなってしまうではそれは違う。そこでの厳しさを失ってしまえば間違いなくチームは弱い方に行ってしまうから、そこは強く話した。
厳しさという部分を自分たちで作っていかなければいけないという事を言いました。
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中村充孝が語ったように、戦術の徹底を強く意識サせるため細かく指示を出していたが、石井監督になりそうでは無くなった。それはコーチ時代に感じていがことが影響しているという。


Q.練習中の指示の出し方で注意している事は?
トレーニングしている時に選手が萎縮して、監督の指示待ちになっているように見えた。
その為、練習の時にはそういったプレッシャーはなるべくなくし、ミスは起きるがそれよりもその次のプレーに働きかけていくように持って行きたい。
実際ゲーム中に考えてプレーするのは選手たちなのだから、そういう判断を練習中からできるようにしたいと。
戦術的なポイントの話と、やってはいけないプレーについては厳しく要求はするが、それ以外の部分ではなるべく自由にプレッシャーの無い形にする事を意識しており、それによって自主性と良い雰囲気につながっているのではないかと思う。
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練習の雰囲気を変えることで、自分たちで考えながら積極的に練習メニューに取り組む意識が選手たちに浸透。
と同時に、戦い方も時間が経つにつれ石井監督のカラーが出始めるようになった。


<中村充孝>

Q.戦いかたの変化は?
守備に関しては積極的にインターセプトを狙っていこうという話が出る。そこが一番の違い。
攻撃に関しては裏のスペースとペナルティエリアへの侵入。
僕が決定的に違うなと感じているのが、ペナルティエリアにおけるプレーの幅。
石井監督に変わった中で、ペナルティエリア内でより自由にプレーできるようになったと感じている。
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一度追いつかれたが最後に突き放したFC東京戦。
決して焦らず、最後に畳み掛けたサガン鳥栖戦。
守備の意識を強く持ちながらワンチャンスをものにしたサンフレッチェ広島戦。
最悪のミスからも、勝利への執着心を持ち続け劇的な逆転勝利を収めたベガルタ仙台戦。
様々なパターンの連勝というこの上ないスタートをきった石井監督。
しかしまだ先は長い。勝利に対する執着心をシーズン最後まで持ち続けられるのか。
そもそも彼らにチームの伝統を担い、再び優勝の歓喜をつかむだけの力はあるのか。
全てはまだ始まったばかりなのである。

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<曽ヶ端準>

Q.このチームに優勝する力はある?
試合をみて手応えは感じており、十分いけると思う。
今年スタートのファーストステージやACLでの不甲斐ない結果を無駄にしない。
監督の交代を無駄にしない為にもセカンドステージは大事になる。
結果にこだわりたい。
その辺りは、石井監督を中心に練習から結果に拘る事を続けており、良い形で結果につながっているので、継続していきたいと思う。

FC東京戦、ピッチ練習に姿を表した選手たちを待っていたのは、サポーターの強い意志だった。
そしてそれは、心が打ち震えるものだった。

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今度は我々が、彼らの期待に応える番である。
2002年から、トニーニョ・セレーゾ、パウロ・アウトゥオリ、オズワルド・オリヴェイラのもとでコーチを務めてきた石井正忠監督。
その経験と選手から厚い信頼を得てきた人間性は疑う余地はない。
ジーコの勲等を直接得てきた勝負に対するこだわりもまた、誰よりも強いと言っていい。
そして何より、勝てない悔しさ、結果を出せない屈辱を誰よりも強く感じている選手たちが
心機一転目の色を変えて練習に取り組んでいる。
だからこそ、スタジアムに足を運び、彼らの戦いを後押しして欲しい。


いまこそアントラーズファミリーの結束力を見せる時だと我々は強く感じている。

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ANTLERS REPORT 『監督交代 ~ それぞれの視点』(②監督・コーチの関係)

監督交代による大きな変化としては監督とコーチの関係である。
クラブハウスに足を運んだことのあるサポーターなら気づいているだろう。
積極的に声をだし、選手たちをリードする大岩コーチ。それを静かに見つめる石井監督の姿。

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<大岩剛コーチ>

Q.以前との違いは?
コーチの人数が減るので、それぞれで仕事を兼任するなどの場合が出てくる。
石井監督を自分と柳沢コーチ、小杉コーチでサポートしていく。
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Q.心がけている事は?
選手にストレスをかけない、テンポのよいスムーズな練習の進行が第一だと監督も考えているので、なるべく速い段階でコーチ陣全員がトレーニングの内容を把握すること。
練習と練習の間のインターバルがテンポよくできるようにする、などを注意してトレーニングを進行している。
加えて、コーチと選手達との距離感。良くも悪くも選手たちの要求を聞きつつ、
コーチ陣からの要求も伝え、良い距離感を保というとしている。
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就任直後のFC東京戦。コンディションを整える時間しか無かったサガン鳥栖戦は連勝というこの上のないスタートを切った。徐々に浸透しつつある石井監督のスタイル。


<石井正忠監督>

Q.具体的な修正点は?
リーグ戦を戦ううえでしっかりした守備が無ければいけない。
まずは失点をゼロに抑えるようなゲーム展開にしたいということで、再度守備をしっかりしようという点を意識させた。
その為に球際や戦う姿勢というのは最低限出さなければいけないと話している。

もう一つはボールを奪うポイントはどちらかのサイド制限をかけてプレスにいく形を作りあげたいと考えている。
またやはり一番の目標は自分たちからボールを奪いにいく姿勢を見せる事なので、前からプレッシャーにいく部分はさらに向上させていきたい。

最終ラインの押上げについては、あまりラインを気にして1発でやられる事もあるので、まずはあまりラインコントロールは気にせずにまずは良いポジションから守備をする事を徹底していきたい。

失点に関してはセットプレーからの失点が多く、セレーゾはマンマークからゾーンに変えたが、自分自身は以前からセットプレーの守備はマンマークで守り切れるという考えがあったのでそれは戻した。
それによりうまく守れる形もできている。
とにかくまずは守備の所を中断期間で改善して、攻撃陣についてはある程度自由に。
但し、攻撃はゴールに向かうという姿勢をこれまで以上に見せて欲しいという点に主眼を置いてトレーニングしている。
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監督交代のショック療法により、選手の意識も変わり、クラブハウスの空気も変わった。結果も出ている。
しかし新鮮な雰囲気もいつしか日常のものとなり、監督のアプローチにも慣れが生じる。
本当の意味で石井監督の手腕が問われるのはそこからである。


<石井正忠監督>

Q.選手に生じてくる慣れにどう対応する?
様々な刺激を与えていかなければならないし、選手とのコミュニケーションはより深めていかなければいけない。
またやはり選手同士での競争意識は常に持たせて行きたいので、結果が出ているパフォーマンスの良い選手はスタメンで使う、18人のメンバーに入れるということをベースにしていきたい。
それに選手が応えられないならスパっと決断しなければならない場面も出てくると思う。
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ANTLERS REPORT 『監督交代 ~ それぞれの視点』(①クラブの視点)

9月放送分のANTLERS REPORTの内容を書き起こしました。
鹿島にとって史上3度めとなるシーズン途中での監督交代。
ここに至るクラブの決断の経緯と、新監督の考え、選手達の受け止め方。
また、そのプロセスをファンに対して説明しようとする姿勢は我々にとって重要なものなので、
文字として残しておきたいと思います。
わかりにくいかもしれませんが、太字部分は番組ナレーション部分です。

画面が小さいですがLIXILの公式サイトで番組を視聴できるので、
見られる方は是非その目で見てみて下さい。

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トニーニョ・セレーゾから石井正忠へ突然の監督交代劇。
シーズン途中というリスクを負った決断は、どのようにして行われたのか。
指名された男はなぜその申し出を受け入れたのか。
停滞するチームを改善するだけの戦略を持っていたのか。
そして選手たちはどのように受け止めたのか。

クラブ史上3度目となるシーズン途中での監督交代に至る経緯と
その影響について、様々な立場の声を元に明らかにしていく。


1stステージ8位。
2ndステージ3節時点で8位。

不甲斐ない結果、内容にフラストレーションを感じていたサポーターも多かっただろう。もちろんクラブもまた、強い危機意識を持っていた。
このままでは、積み上げてきた歴史が博物館のショーケースに飾られた単なる展示物になってしまう。
そこで下されたのが、シーズン途中の監督交代という決断なのでである。


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就任3年めのトニーニョ・セレーゾ監督にとって、2015年シーズンは集大成の戦いとなるはずだった。
クラブももちろんそれが目標だった。
しかし結果は誰もが知っている通りであり、それ以上に内容が悪すぎた。


<鈴木満強化部長>

Q.解任まではどう評価していた?
ファーストとACLを合わせた23試合をみても、試合内容としても同じような試合を繰り返しており、なかなか課題が改善されていなかった。
それを踏まえ、セカンドは開幕3試合が下位チームだということもあり、絶対に勝ちきらなければ
いけないという状況でしたので、その試合をみて色々なことを判断しようという思いで居た。

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新潟で逆転勝ちはしたののの、内容から見るとインターバル期間があったなかで
立て直しをしなければ行けなかった中で、あの内容には納得ができなかった。
あとの2試合で判断しなければいけなかった。

19日の夜、松本山雅に敗戦した帰りに様々なことを考え結論を出し、
20日に会社の内部で役員のコンセンサスを取り、
21日の朝、緊急役員会議を開いて「監督を交代したい」いう事を上申し、
方針に対してOKが出た。

その後で石井コーチを呼び、監督就任を打診。了承を得たうえでその午後に
セレーゾ監督に解任を通達した。

残り試合を考えればこのタイミングしかない。ぎりぎりまで考えぬいた末の決断。

<石井正忠監督>

Q.監督就任の要請をなぜ受け入れた?
自分なりに監督のサポート言う形でやってきたなかで、どうにかしたいという思いは常に持っていた。
その中で短い時間ではあったがここは僕が受けるべきだろうという決断に至った。

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Q.やれる自信はあった?
悪い意味でなく、それぞれの監督の元でアシスタントコーチをやってきた中で、常に「もっとこうしたほうが良いのではないか」という考えを常に持ちながら指導していたので、それが「自分だったこうする」というイメージがあった事が、引き受ける要因になった。

なぜ石井正忠なのか。判断基準は何か。全てのサポーターが聞きたいのはそこだ。

<鈴木満強化部長>

Q.なぜ石井正忠だったのか?
表に感情を強く表すタイプでは無いが、よく選手のことを観察しているし、コーチという立場もあるが聞く耳を持っていて選手の意見を聞き、その上で決断を下していくタイプのコーチだった。
監督ともなれば最終的な決断を自分で決断をしなければならないのでそれだけでは済まないが、いま必要なのは選手の自主性や考える力であり、それを引き出す事が課題だった。
そして、それを引き出す意味で、石井正忠コーチが監督に就任するのが適任だと判断した。

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タイトルを取らなければ評価されない。その重責は計り知れないものがあるだろう。
しかし、アントラーズとはそういうクラブである。石井正忠はあえて厳しい道に飛び込んでいった。


<石井正忠監督>

Q.最初に選手に伝えたことは?
まずは今までのセレーゾ監督が積み上げてきたものがあり、そこは崩すと選手が戸惑ってしまう為、そこはベースとしてやることを伝えた。
その上で、自分がアシスタントコーチ時代に考えていた部分を少し修正していくことで
もっと良くなっていくのではないかと考えた。
あとは意識の部分と、これまでは練習ではスライディングをしなかったものだが、
ゲームでは確実に出てくるプレーなので、普通にサッカーをプレーしようと伝えた。

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監督交代のもう一つのポイントはタイミングである。
鈴木満はその点をどのように考えて決断したのか。


<鈴木満強化部長>

Q.なぜこのタイミングだった?
いい要素、好転する良い材料もあった中で、代わって最初が凄く大事になる。
あのタイミングで代えることで戦力も整ってきてまた勝てば勢いに乗っていけると考えた。
話し合いの中では、あと2試合待てば代表インターバルがあり、柴崎も復帰する。
その内容をみて決断しても良いのではないかという意見もあった。
しかし、ファーストに加えてセカンド3試合を見てもなかなか変化が無い中で、もうそこまで待つよりもこのタイミングがベストだと判断した。


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